最終更新日:04.04.04
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P.クルーグマン/山岡洋一訳『良い経済学 悪い経済学』日本経済新聞社 1997年 ISBN:4532145627

(c)日本経済新聞社
 大学で経済学を学ぶ学生は流行の議論を追い掛けるのではなく,もっと初歩の初歩(たとえばリカードの比較生産費説)をきっちり理解し,自家薬籠中のものとしなければならない,という著者の主張は非常に説得力があるように思われる。また国と国との競争などといった「理論」が百害あって一利なしの俗説であり,企業家も政治家もこういった俗流経済学を振り回す(たとえばレスター・C・サローなど)やからに騙されるな,との口吻はなかなか痛快である。

 冒頭に登場したスカリー元アップルCEOはすでに辞任し,アップルは瀕死の状態(*1997年当時)。今日もメール・ニュースでアメリオ会長が副会長ともども辞任したとのニュースが飛び込んできた。アップルは,ジョブズではなくクルーグマンを迎えるべきだったのかな?

P.クルーグマン教授のMITのWeb Site同じくプリンストン大学のWeb Site


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